 |
弊社のハイエースバンのAT(ミッション)がいよいよダメージが蓄積してきました。
弊社に来た時点でATの交換歴があり、その後ラジエーターにあるATFクーラーが腐食しているようでそこから水が混入していることが判明!?
ラジエーターを交換して水が混入してしまい白濁したATFを何度も交換し騙し騙し乗っていましたが発進時に『ドカン』と言う音がして強烈なシフトショックが発生するようになりました。
ということでATを交換することにしました。
リビルト品は送料込みで10万円ポッキリ!!
IT万歳です。
|
 |
まずは車を4輪ともラダー(乗り上げ台)に載せて作業スペースを確保してATFを抜きます。 |
 |
ばらしてしまう前に各部分の写真を撮っておきます。このボルト何処やったっけ?を予防するためです。 |
 |
プロペラシャフトを合いマークを入れてから取り外します。 |
 |
スターターを支えるステーです。
ここは組戻す前にアース面を綺麗に磨いて接点復活剤を付けて組み直します。
エンジンの始動が良くなることが多々あります。
アーシングを追加するのも1つですが純正アースをばらして磨いて接点復活剤を付けて組み直すのも良い方法です。
作業後は錆を防ぐためグリスを塗りつけておきます。 |
 |
ソレノイドバルブは再利用したいところですが故障している可能性があったので交換しました。 |
 |
インシュレーターを外し点検口をあけてフライホイールとトルクコンバーターの連結ボルトを外します。
一本外したらフライホイールを回してまた外します。 |
 |
ATを取り外すとフライホイールが見えます。 |
 |
ミッションマウントを交換しておきました。
かなりへたっているのがわかります。
左が新品で右が消耗品です。 |
 |
ばらしたのと逆の手順でリビルトミッション組み付けます。
その後規定量6.5LのATFをレベルゲージから入れます。
漏斗を固定するために荷造りバンドを使用しました。
使用した漏斗はMonotaROの『オイルファンネル(ノズル付き)』です。
金網のストレーナーも付いているしなかなか便利です。
ある程度ATFを入れたらエンジンを始動してシフトをP→R→N→D→2→1→2→D→N→R→Pと各ポジションで20秒ずつ間隔を取ってチェンジして循環させていきます。
その後にまた入れます。
一連の作業を完了後慣らし走行してみましたが異音もシフトショックも治りました。
この作業をするにあたりトヨタの修理書を参照しました。
トヨタサービスマニュアル CDライブラリー ハイエースVOL.6 のKG-LXH43Vの項を参照しました。
分解図に各ボルトの規定トルクが書かれています。
規定トルクは大事です! |